コピーライターの50%が・・・

2005年に書かれたある本。

これはあるトップコピーライターが、フリーのコピーライターや、それを目指す人に向けて書いた本です。

先日、あるプロジェクトのためにこの本を読んでいたのですが、その中に、こんな記述がありました。

from:寺本隆裕

それは、

「私の知り合いのコピーライターのうち、50%はインターネットのサイトのコピーの仕事をしている」

という記述です。

この本はアメリカ人コピーライターが書いたものだから、これはダイレクトレスポンスのメッカのアメリカの事情。

アメリカでは、見込み客の獲得のためにダイレクトメールを使うなど、オフラインのダイレクトレスポンスのコピーが盛んです。

だから「50%のコピーライターがネットの仕事」という事実に、僕は個人的には驚きました。

しかもこの本が書かれたのが2005年だから、5年たった今は、もっとこの割合は増えていると思います。

そもそもインターネットでは、文章でお客さんに何かを伝えたり、何かを買ってもらったり・・・というような媒体。

インターネットでビジネスをしている会社にとって、コピーライターの仕事は確かにとても多いのです。

ネットのコピーライターの仕事とは例えば・・・・

  • サイトのコピー制作(セールスレタータイプ/そうじゃないタイプ、etc)
  • メルマガ
  • ブログなどのコンテンツ
  • セール、イベントなどの企画ページ
  • ステップメール
  • PPCの広告文
  • バナーのコピー
  • アフィリエイトキャンペーン関連のコピー
  • オンライン・ビデオ・セールスレターのスクリプト
  • レポートなどのライティング

などなど、、、

テストもスグにできるし、世の中の流れにスグに対応することもできる(午前中のニュースの内容を元に、午後にメルマガを流すこともできる!)ので、大量のコピーを短い期間で書く必要があります。

実際、僕らもネットの販売がメインですが、一つのプロジェクトのためにかなりたくさんのコピーを書いています。

例えば新商品の発表の時。

  • メルマガ読者への予告プロモーション用コピー
  • 予告メール
  • 新商品のセールスレター
  • セールスメール
  • フォローアップメール
  • アフィリエイトに紹介してもらうためのプロモーション用コピー
  • ランディングページのコピー
  • ステップメールのコピー
  • アフィリエイトキャンペーンのコピー
  • アフィリエイターへのフォローアップメール

など、、、
これらが基本のプロジェクトのワンパッケージです。

しかもこれは一回書いて終了というものではありません。

色んなヘッドラインのパターンやオファーのパターン。
プッシュするベネフィットやUSP。
刺激する感情などなど、、、
いろんなものをテストして改善していくという、仕事もありますよね。

そしてこのようなプロジェクトが複数走っている会社はたくさんあります。
いくらコピーライターがいても足りない、という状況です。

(実際、僕たちの会社でも、ビジネス系、投資系、自己啓発系のコピーライターが、とても不足しています。。。)

これは、コピーライターとしての大チャンス。

この間、あるWEBデザイナーと話す機会がありましたが、徐々に「コピー」という言葉を使う発注者が増えてきたそうです。

昔は、「WEBサイトを作れば売れる」と思っていたのが、「WEBサイトを作っても、コピーが良くないと売れない」という認識に変わってきている、というのです。

需要があり、そして今後も伸びることが予想されるスキル。
でも、供給が少ない。

コピーライティングはそんな感じではないでしょうか?

もしあなたの周りにこれに関連するような事例、体験などあれば、コメントでシェアして頂けると嬉しいです。

寺本隆裕

PS
「平凡」なコピーライターに差をつけるために、今のうちにこれで「セールスマインド」をたたきこんでおきましょう。

http://www.theresponse.jp/copywriting/

特典としてつけているインターネットのコピーのスワイプファイルも、まだちょっとだけ残っているみたいですよ。


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  1. わんぱんち さん: 2011年03月01日 17:26

    ある程度、市場が出来上がってくると
    新鮮味がなくなり、
    簡単に商品やサービスが売れなくなる

    そんなときに敏腕の営業マンがいれば、
    商品を売ってくれるのですね

    コピーライター=営業マン

    敏腕のコピーライター目指して
    今日もがんばります

    ありがとうございます

  2. Takayuki さん: 2010年03月23日 09:42

    物を作れば売れた高度成長期の時代、
    作った物を売るための売り子である
    営業マンや販売員が大活躍した。

    いくら良い物(商品)を作っても、
    売る人がいなければ商売にはならない。

    トヨタがいくら良い車を作っても、
    それを販売する店舗や営業マンがいなければ
    利益は上がらない。

    これをインターネットに置き換えれば、

    ・店舗=ウェブサイト

    ・営業マン=コピー

    である。

    そう考えれば、インターネットでの商取引が増えて
    来るのが明らかである今、コピーライターの需要、
    もっと言えばコピーライティングスキルが必須に
    なって来るのは容易に想像が出来る。

    これを肝に銘じ、日々精進しようと改めて思う。

  3. 坂野 さん: 2010年03月22日 14:14

    コピーライティングのスキルを

    速くマスターしたいです。それ

    にはちゃんとした、勉強が必要

    なのですが、勉強法が分かって

    も何故か金銭的に手が出せない

    自分がもどかしいです(苦笑)

  4. 大谷 晶志 さん: 2010年03月22日 10:39

    昔は「キャッチコピー」だけが、

    とりざたされ、それに関しての有名人も

    輩出されましたが、最近はネットの時代になって

    キャッチだけでは、無くその中身をうまく表現できる

    ライターが求められてきています。

    どんな業種、であっても顧客を集めるには

    何らかの媒体が必要になり、たとえ街で配っている

    ティッシュにさえ、コピーの出来、不出来で

    そのまま、捨てる物と目に止まって

    読んでしまう物に別れてしまいます。

    そういう意味で、ますます需要のある

    スキルになってきたと思います。

    今日も貴重なアドバイスありがとうございました。

  5. kanouti さん: 2010年03月22日 07:49

    おはようございます。最初はコピーライターという仕事があることは知りませんでした。でも、人は必ず言葉を使っていて、言葉の力「コピーライティング」について学ばないとビジネスに関わるすべて人にとって必要なスキルだと思いました。
    ブログやメルマガ、ネットを使わないビジネスがほとんどない今現在では、最も必要で需要と供給のバランスが不足しているものだなと感じました。自分ももっともっと、コピーについて知らないと!!

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