最初にやること

From:寺本隆裕

最近、とある分野の本を大量に買い込みました。
そして大量に読み込んでいます。

未経験の分野のコピーを書くので、
そのリサーチのためです。

アマゾンから本が届いたら、
それを発行年順に並べ替え、
古いものから順に消化していきます。

そうすることで、

業界がどのように移り変わってきたのか、
業界の「常識」がどのように変化してきたのか、
そして、見込み客がどんな常識に「影響」を受けてきたのか、

それが見えてくるからです。

 

コピーで最も大事なリサーチ項目の中に、
見込み客の「ビリーフ」というものがあります。

ビリーフとは、belief、信念、ですね。

見込み客が「そのこと」について、
どんなことに影響され、
どんな思い込みや哲学、常識を持っているのか?

ということです。

 

例えば、
ダイエットサプリについて。

見込み客は、
これを飲めば痩せると思っているのか?

それとも、
どうせ飲んでも痩せないと思っているのか?

これがビリーフです。

そしてこのビリーフの違いによって、
コピーは全く違ったものになります。

どうせ飲んでも痩せないと思っている人は、
以前にそういった体験をしているか、

あるいは周囲から「痩せなかったよ」という情報が入ったりして
影響を受けているのでしょう。

そんな人にダイエットサプリを売りたいとき、

「これを飲めば痩せるんです!」といきなり言われたところで、
無視されるか「嘘つけ」の反応が返ってくるのは当然です。

 

しかし一方、

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ダイエットサプリなんて飲んでも痩せるわけがないですよね?

それで痩せられたら苦労しませんし、
頑張って食事制限や運動をするのがバカバカしくなりますよね。

実際、消費者庁の調査によると、
ダイエットサプリを購入した人の90%が、

「痩せなかった」「あまり効果が見られなかった」と答えています。

10人中9人が、ダイエットサプリを飲んでも痩せなかった、
ということです。

しかしここで不思議な事実が見えてきます。

残りの10%は「痩せた」「効果があった」と答えているというところ。

10人中1人は、
ダイエットサプリを飲んで痩せたというところなんです。

これはどういうことなのでしょうか?

同じようにダイエットサプリを飲んでいるのに、
痩せない人と痩せる人がいるのはなぜなのでしょうか?

なぜ一部の人だけが痩せるのでしょうか?

その違いは、どこにあるのでしょうか??

ダイエット研究の専門家、東京大学の**教授によると、、、
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と、書いてあると、
少しは読む気になるかもしれません。

コピーを「書く」ためには、
コピーを「読む」人の気持ちに入り込む必要があります。

見込み客がこれまで何に影響を受けてきて、
どんな体験をしてきているのか?

それを知るのが、リサーチの重要な目的です。

見込み客のビリーフが何かによって、
コピーの書き出しは全く変わってきます。

 

 

PS
この辺の事例や考え方のプロセス等は、
クライアントとの契約で許可されている範囲で
「アプレンティス」のメンバーにシェアしていくので、お楽しみに♪

 

 


見込み客の何をリサーチして、それをどう活かすのか?

こちらのプログラムで、必ずリサーチしなければならない3つの分野や、リサーチを簡単 にするためのチェックポイント、リサーチを早く済ませるための便利なツールなどについ て、お話しています。

http://www.theresponsecopy.jp/copywriting_program/

 

 

Facebookにコメント

  1. 砂川 さん: 2013年06月21日 20:42

    寺本さん

    こんにちは。
    コピーライターの砂川です。

    「見込み客の信じていることから始める」

    めっちゃ大事ですよね!

    改めて学ばせて頂きました。

    ありがとうございます。

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