ヘッドラインに住所を入れろ←広告の父より

コピーライター:山田光彦

From:山田光彦

「ヘッドラインに町の名前を入れると
 効果が上がる」

これは、近代広告の父と呼ばれている
デイヴィッド・オグルヴィの言葉。

20世紀の3大広告人の1人にも選ばれた
伝説的なコピーライターの1人です。

町の名前が入ったヘッドラインって、
あまり見たことがないですし、
あんまり聞かない方法ですよね。

でも、オグルヴィはこの方法を勧めています。

 

というのも、実はこの方法、
地方紙に広告を載せる時の話なのです。

地方紙を読んでいる人は、おそらく、

「なにか面白い記事はないかな?」

と、いろいろな記事をパラパラと見ていると思います。

そんなときに
自分の住んでいる町の名前が
ヘッドラインに出てくれば、、、

思わず、その記事を読んでしまいませんか?

 

地方紙には、
日本で起きたいろいろな大事件が
記事として書いてありますよね。

経済ニュースや殺人事件など
いろいろな記事が載っています。

こういった事件は
毎日のように記事になっているので、
もう慣れてしまっている人も多いでしょう。

 

そんな人でも、
もし、地方紙にこんなことが書かれていたら、、、

「あなたの自宅から20mほどしか
 離れていないところで
 殺人事件がありました、、、」

もう、読まずにはいられないですよね。

 

なぜ、読まずにはいられなくなるのか?

ハッキリ言ってしまうと、
地方紙に書かれていることのほとんどは、
どんなに大事件でも、「他人事」ですよね。

でも、自宅の近くで起きた事件となると、
他人事ではなくて、
自分に直接、関係がある話になりますよね。

 

人間は遠い外国で起こっている戦争よりも、
自分の顔にできたニキビの方が気になる。

なんて言われたりもしますが、
自分に関係がある話は
無視できなくなってしまうもの。

なので、

「これは自分のために書かれたものだ」
と読み手に感じてもらうことで
コピーの反応を高めることができます。

 

ちなみに僕がコピーを書くときには、
実際に会って話したことがある
お客さん1人に向けて、コピーを書いています。
(その人のために書いています)

そして、次に会った時に
「あのセールスレター、◯◯さんに書いたんですよ
 買ってもらって、ありがとうございまーす!」

と話をして、盛り上がっています(笑)。

盛り上がれるのは、
僕たちのお客さんもコピーを好きだから、
だと思うので、参考にならないと思いますが、、、

他のところは、使ってみてください(笑)。

ー山田光彦