ン百万円セミナー
なぜトータス松本と同じ新幹線に乗ってたのか?
その理由は、週末開催されるあるセミナーに参加するために、東京に向かっていたからでした。
そのセミナーの参加費はン百万円。
僕は本当にラッキーなことに、その講師の先生に特別招待ということでゲスト参加させてもらったのです。
FROM:寺本隆裕
僕が会場に入ると、そこには講師の先生、それから男性一人と女性一人がすでに席についていました。簡単な挨拶などを交わしてセミナー開始まで時間を過ごします。開始時間直前になってもう一人、参加者の男性が到着し、開始15分ほどしてから、最後の参加者の男性が到着しました。
参加者は僕を除いて全部で4人。
女性1人と男性3人。
セミナーに応募してきた方は全部で20人ほどいたそうなのですが、審査の結果、この4人に絞られたんだそうです。倍率。5倍!ン百万円もする超高額セミナー。供給よりも需要の方が5倍も多いなんて、すごいと思いませんか?高い安いではなく、価値あるものが売れるんだな。と、改めて思います。
で、そのセミナー講師の方は僕の尊敬するトップビジネスマン。
実業もやりながら、コンサルティングもやり、そして、自分の後継者の育成プログラムもやっています。
セミナーの参加者には、ビジネスをやっている人もいれば、まだこれからだと言う人もいました。参加者の中の紅一点、女性の参加者は、バリバリのキャリアウーマンだったのが、出産を機に専業主婦になったけど、やっぱり自分で仕事がしたい、というので、この高額セミナーに応募したそうです。背筋もビシッとしていて、見るからにキャリアウーマンという感じ。美人。話をしていると、とてもバイタリティがあって、ビジネススキルも元々めちゃくちゃ高い。あとはマーケティングとちょっとしたコツを知れば、きっとスグに、
「専業主婦が独立して年商1億円のビジネスを一人で立ち上げた!」
なんてのが実現するんだろうな(余談ですが、彼女はとても家庭的で、家では亭主関白なんだとか。世の中、できた人がいるもんだ)。
で、セミナー1日目は、自分の内面をみつめるエクササイズが中心です。自分が持つ資産。自分のモチベーションになるような価値観。それを洗い出すことができました。
セミナー2日目。
マーケティングプランを考えよう、というエクササイズがありました。参加者の方のビジネスを一つ取り上げて、どうすればもっと見込み客を集めることができるのか?というのをみんなでディスカッションしました。
「こういうプロモーションがいいんじゃないか」
「見込み客は、こういうことに困ってるんじゃないか」
みんながパラパラとアイディアを出します。
・・・が、あまり活発にはなりません。
ゲストで参加させてもらってる肩身の狭い僕は、できるだけおとなしくしていました。すると講師から「寺本さんなら、どうプロモーションしますか?」と、ありがたいことに発言の許可を頂いたのです。
「そうですね、、、僕なら、、、」
「○○○というプロモーションがいいと思います。」
その答えに、参加者から拍手。喝采。
そのビジネスをされている方も「そんなこと、思いもつかなかった」。
その後ディスカッションは盛り上がり、どんどんプロモーションの全体像が具体的になってきました。
自慢?
いや、自慢ではありません。なぜならこのアイディアを出すために使った方法は、とても簡単な方法だからです。もちろん、その会場でも、僕はどういう風にこのアイディアを出したのか、参加者の方にお見せしました。
その方法とは、「テンプレート」です。
僕が思いついたプロモーションは、別に僕のオリジナルでも何でもありません。PCを開いて、「ヘッドラインのテンプレート」を色々と探り、そのヘッドラインを「お題の」ビジネスに置き換えて考えていただけなのです。
なぜ、ヘッドラインのテンプレートを見て、アイディアが思いつくのか?それは、、、ヘッドラインとは、アイディアを反映したものだから。つまりヘッドラインのテンプレートとは、アイディアのテンプレートだからなのです!
つまり僕が拍手喝采を浴びたアイディアは、元々の誰かが考えたアイディアを、別の業種にパクっただけ。最初にこのアイディアを考えた人がすごいのであって、僕がすごいわけでも何でもないのです。そして、この「新しい」アイディアは、高い確率でヒットするでしょう。なぜなら、、、元々のアイディアがヒットしているからです。
テンプレートを使え!
スパイ・ダンケネディ・コピーメンバーからもらう、セールスレターのレビューでも、「もっともっとテンプレートを使った方がいいですよ」という指摘をします。テンプレートを使うことで、、
・楽に
・早く
・うまくいく可能性の高い
ものを作ることができるからです。自分オリジナルの場合、
・キツく
・時間がかかり
・うまくいくかもしれないが、失敗する可能性も高い
ものになってしまいます。そして多くの場合、失敗します。
これは、あなた自身との戦い。
そう。これはコピーライターの「エゴ」との戦いになります。「あの、テンプレート使ってる」「あそこで紹介されてたやつか」。そう、「同業者に」思われることをいやがるのです。それよりも「すげー!何だこのコピー!見たことないぞ!」と、「同業者に」思われたいのです。
例えば、こんなヘッドラインの広告を見たら、あなたはどう思うでしょうか?
「私が起業すると言ったら、同僚はみんな笑った。
でも1年後、私が彼らの前に高級車に乗って現れると…」
有名な、ケープルズの広告のヘッドラインです。でもこの広告は恐らく、こんな結果になるでしょう。
「このヘッドラインを見たとき、同業者は「パクっただけじゃないか」と笑った。
でも、この広告の成約率を伝えると…」
PS
オールインワン・ウェブコピー2.0では、大量のテンプレートを紹介しています。
↓
http://www.theresponsecopy.jp/allinone/
PPS
ちなみに、半年かけて徹底的にみっちりとコピーライティングを教えるプログラムを考えてるんですが、興味あります?コメントください。
このオチ、最高ですね。
そう来ましたか。ついつい、普段は読むだけなのに、コメントを書いてしまいました。
それはさておき、原稿書きではない所でもテンプレートを使う、と言う応用力が、違いの源泉なのでしょうかね。あるいは、そもそも参加する時の姿勢(単に情報を吸収するのではなく頭の中であれこれシミュレーションする)から始まっているのでしょうか。
見習いたいです。
このピアノコピーは、知っているはずなのに
何度読んでも続きが気になりますね。
私達はコピーの勉強をしていて少なからず
知識があるので、テンプレートを使うと
同業者の手前恥ずかしいと思いがちですが、
そのコピーを読んで商品を購入するのは
同業者ではなく一般のお客さんです。
なので、ここで例に挙げられている
ケープルズのピアノコピーも一般の人から
見たらまだまだ認知はされていないはずです。
人間は誰でも変身願望があって、
シンデレラストーリーが好きですから
こういうコピーのパターンは成功しますね。
寺本さん
>ちなみに、半年かけて徹底的にみっちりとコピーライティングを
>教えるプログラムを考えてるんですが、興味あります?
おもしろそうですね^^
しかし、まずは私個人としては、
今参加しているAll In One Web Copy 2.0を徹底的に、
使い倒したいと思ってます!
おはよう御座います。
メールの内容は普段生活していく日常のことですが、今回のように文章でご説明受けると、そんな事が?と思い当たることばかりです。
確かに他人が作った評判の良いテンプレートを利用して、楽しく、効率よく、うまくいく可能性に画ける事は、自分自身のプライドを捨てるような感じで、良心が痛むようですね?。
おはようございます。
毎朝メール配信を楽しみにしています。
「エゴとの戦い」はデザインでも経験しています。
良いデザインを見て、真似たらいいものができそうなのに、真似ることに対する強烈な抵抗感。
諦めて真似てみたら、結局オリジナルとは違う良いものができるのですが、その行動をとることに恐怖心を感じます。自分の存在価値が薄れるような。(真似るなら誰でもできる、と思うのです)
でも、ただ猿まねするのでなはなく、オリジナルの良いところを真剣に捉えてインプットし、自分の表現したいものを真剣にアウトプットすれば、必ずクライアントからお褒めの言葉を頂けるように思います。
「半年かけて徹底的にコピーライティングを教えるプログラム」、興味津々です。というよりも、絶対やってください。そして、英語のコピーと対比して学べるものであれば非常に嬉しいです。
宜しくお願いします!