人生を楽しみつくせ

ジョン・カールトン

From:ジョン・カールトン

少し前、
私はオリンピックの試合を
見ていました。

カーリングでエキサイトするのは、
かなり難しいですね。

カーリングは、スキーから
面白い要素を吸い出したような
スポーツに感じましたが・・・

スノーボードのカオスぶりには
いくらか見込みがありそうです。

 
ですが、
私はオリンピックの試合ではなく、
人間ドラマの展開を
もっと見たいと思っています。

なぜなら、
これは人間行動に関する
素晴らしい教訓になるからです。

 
小さいころの私は、
そんな人間ドラマを提供してくれる
ジャーナリストになりたいと
思っていました。

子供のころ「架空の」新聞紙を
作っていましたし、高校と大学の
両方で新聞部に所属していました。

私の大好きなコピーライターには
新聞記者出身が何人かいます。

 
しかし、なんて事だ。
 

私は今の子供が
記者になりたいと思っていることが
想像できません。

良い文章を書き、
事件の真相を探り当てること。

これは、記者の仕事の中で、
優先順位の一番最後になっているようだ。

 
とにかく、
メディアがオリンピックに
関して作り上げている
「ストーリーライン」は、
とても、とても、とても退屈で
ありきたりです。

それは台頭している
記者やメディアの責任です。

記者は「大衆視聴者」を喜ばせるものを
見つけようと苦闘しています。

 
しかし、、、

「ほとんどの人」を喜ばせる
という行為は、クオリティを
底なしのレベルへダウンさせて
しまうことを意味します。

それに、
楽器を演奏しようとしたことがない
音楽評論家にも問題があると思います。

演技したことが全くない
映画評論家も同じです。

 
これは情報化時代、
独特の問題の1つです。

情報を発信できる方法が
増えれば増えるほど、
ライターがたくさん必要になり、
優れたライターの割合が
減っていくことです。

 
ニューヨーク・タイムズは、たとえ
有能な評論家やジャーナリスト達が
インフルエンザで自宅待機していたと
しても1000ページもの記事を
埋めなければなりません。

それに、誤報を書いて、
どれだけみんなを苛立たせても、
書いた記者が罰せられることは
ありません。

継続取材、事実確認、
編集は全くありません。
(出版界では現在、
 原稿は文法チェックさえしないで
「完成した」小説や本として世に
出ていくことがしばしばあります。)

もはや責任を負っている大人は
一人もいません。

 
それに、あるコメンテーターが
競技中しくじってしまい、
銅メダルに「終わって」しまった
アイススケートのベテランロシア人選手
に対して、こう話していました。

「私は彼女が残りの人生で何をするのか
 想像できません。
 今、彼女のオリンピックで金メダルを
 取るという夢は砕け散りました」





 
どうか、お願いします。

私は高い成績を上げている
アスリートではありませんが、

世界的な音楽家や世界的ライター、
また何かを極める人になるには
基礎的な原動力が必要なことは
知っています。

 
そして、私は彼らが
「少なくとも優勝以上でないと
受け入れない」と言ったときに、
彼らの言わんとする事も理解しています。

こういった徹底した動機付けは
彼らが最高の成果を
ひねり出すためには必要なのです。

 
偉大な成果を出すためには、
とても長い時間をかけて本当の苦行に
専念しなければなりません。

しかし、あらゆる分野における
ほとんどの記者やコメンテーターは
そんな苦行に専念するという
経験をしたことがありません。

彼らのような記者は専門知識を
少しかじったことで
他の全ての人を審査する権利を
持っていると信じています。

 
ですが、
これは間違っています。

なにか偉業を成し遂げようとする人が
自分の「夢」「目標」を掴み損ねたとき
それが何であれ、
実際に何が起こるか知っていますか?

 
私はたまたま知っているので
お教えしましょう。

彼らは埃をふり払うのです。

 
彼らは次の論理的もしくは
実行可能なステップ、
それは、引退かもしれないし、
練習に没頭することかもしれませんが、
その答えを探し求めます。

それから・・・
ひたすら邁進するのです。

 
リチャード・ニクソン
(私は彼のファンではありませんが)に
由来する、私が今まで耳にした中で
最も優れた忠告の一つを紹介します。

彼は災難に満ちた
政治家キャリアの初期に、

 
「失敗しそうになったときは、
確実に盛大に失敗せよ。
尻込みするな」

 
という言葉を残しました。

言い換えると、
たとえ最終的に目標に
達しなかったとしても・・・
精一杯やれ、ということです。

 
人生を大いに楽しんでいる
人たちにとって、目標を達成することが
何を意味するにせよ「勝つ」ことで
最終的な目標ではありません。

真の目標はのびのびと生き、
思いつくことのできる最も壮大で
最もエキサイティングな冒険を
成し遂げようと試みることです。

 
そして、
失敗するなら盛大に失敗せよ。

 
私はこの魅力的な
ベテランロシア人スケーターに
敬意を表します。
彼女は目標に向かって努力しました。

金メダルを持ち帰れなかった
にも関わらず、彼女は数年もすれば、
元気になっていくと信じています。

彼女の人生で他に何が起こっても、
この努力を消し去ることはできない
でしょう。

 
それでは

 
ジョン・カールトン

 
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