まだ売り込むな!

FROM:寺本隆裕

「リードコピーが成功を決め、ボディコピーが失敗を決める」

我々コピーライターはこの言葉を紙に書いて、
パソコンやら手帳など、目につくあらゆるところに貼っておくべきでしょう。

これはマイケル・マスターソンという超優秀なコピーライターの言葉。

彼は大成功したダイレクトレスポンスの起業家で、
多数のビジネスを成功に導いてきたコンサルタントでもあります。

彼がここで意図している「リードコピー」とは、
コピーのヘッドラインからオープニングあたりの部分。

つまり、コピーの最初の方の部分のところで、
コピー全体の分量からすると1~2割程度です。

一方、ボディコピーは本文の事。

商品のメリットとか価格のプレゼンとか、
リードコピー以外の部分のところです。

コピーライターは、商品を売ろうと思えば思うほど、
そしてそれがいい商品であればあるほど(いい商品だと信じれば信じるほど)、
その商品のベネフィットをやたらとアピールしようと思ってしまいます。

もちろん、商品のベネフィットのプレゼンテーションは、
コピー成功のための重要なポイントでもあるし、
それがなければ売ることはできません。

マスターソンの言うところの、
「ボディーコピーが失敗を決める」というのはまさにその部分です。

でも、絶対に忘れちゃいけないのは、
そのコピーが売れる、売れない以前に、
人は売り込みコピーを「読まない」という事実。

いくらがんばってベネフィットをアピールしても、
それが読まれなければ売れることはありません。

じゃぁどうすれば、コピーを読んでもらえるようになるのか?
何が人にコピーを読ませるモチベーションになるのか?

それは、、、、

そのコピーの「アイディア」です。

アイディアが人を引き寄せ、
アイディアが人をコピーやプロモーションに引き込むのです。

そのコピーのアイディアが面白いかどうか、
興味深いかどうか、
共感できるかどうか、、、なのです。

思い出してみましょう。

AIDAの法則の最初のAは、アテンション。注意を引くということ。
次のIは、Interest。興味をかき立てる。ということ。

その次から、D、デザイア。
欲求のプレゼンテーションがはじまります。

もし最初に、あなたのアイディアで注意を引き、
興味を持ってもらう事ができなければ、、、

コピーライターは、

ベネフィットをプレゼンテーションする「許可」、
つまり、売り込みをする許可すらもらえない、

ということを決して忘れてはいけません。

「リードコピーが成功を決め、ボディコピーが失敗を決める」

コピーの成功は、ボディコピーを書く前に決まっているのです。

PS
コピーのアイディアは、ここから簡単に見つかります。

http://www.theresponse.jp/dankennedy/spycopy/

PPS
もうすぐ、僕が作ったコピーライティング・コースが一般リリースになります。
お楽しみに。


Facebookにコメント

  1. ブラック★サワ さん: 2011年05月17日 20:54

    ダンケネディも「ストーリー」の重要性について語っていました。
    セールストークは嫌いでも物語が好きな人は多い。
    この辺も凄くヒントになると感じました。

  2. 野間 さん: 2011年05月17日 16:41

    『ペンは、剣より鋭し。』
    クリエイティブな、言葉一つで、心を揺さぶる。
    それは、感情のなにものでもない。
    アイディア一つの見違えるような、ペンの運びと流れるような、
    調べとともに、眼力(めじから)を奪う。
    最後の最後までを、ものの見事に最終止に、誘う。
    それこそ、コピーの技だ!
    そして、感情を奪う!

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