見込み客を救うコピー:実例

先日、小川がこのブログに「スパイダーマン」の記事を投稿しました。
今日はその「教訓」の実例を紹介しましょう。

FROM:寺本隆裕

殺人を犯して警察に追われている犯罪者が、

「オレは悪人じゃない・・・運が悪かっただけだ・・・」

と言った発言。

いくら自分が悪くても、人間は、自分のせいだと思いたくない。
自分がうまく行かないのは、自分ではなく誰か他の人のせいだと思いたい。

だから僕たちコピーライターは、

「広告で、絶対に読者の責任を問うてはならない。」

という教訓です。

コピーに「あなたのせいでうまく行かないんですよ。もっと努力しなさい」と書くかわりに、「あなたのせいじゃありません。こいつらが悪いんです」と書かなければいけない。というものなのですが、めちゃめちゃ身近にとてもいいサンプルがあったので、今日はそれを紹介しましょう。

そのサンプルとは、今月号の「スパイ・ダンケネディ・コピー」で紹介されている、ダン・ケネディのセールスレターのドラフト。彼はダイエットのコピーで、この教訓の実例を教えてくれました。

その素晴らしいコピーの一部分を、ニュースレターから抜粋しました。コレです。

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テレビや、ドラッグストアやスーパーマーケットの棚で宣伝されている「魔法のダイエットピル」を信用している人、お金をだまし取られていますよ!

―私たちがそういうことをしている会社の名前を教えましょう!

トリムスパ、コルティスリム、ゼナドリン。ワナデイ・ウェイトスマートのような「信頼されている」ブランドもそうです。これら4社は、連邦取引委員会から虚偽のマーケティングをしたとして訴えられました。

つまり、これらの会社は皆さんに嘘をついているということです。これら4社のうち1社は、お金を払って使用者に証言をしてもらっていたのを隠していました。別の会社は、広告に載っている人たちは、実際は厳しい食事制限と極端な運動によりやせたのに、この会社のダイエットピルを飲んでやせたと言っていました。悲しいことに、トリムスパのスポークスマン、アンナ・ニコル・スミスが亡くなってしまいましたが、その時彼女が使っていた冷蔵庫の写真には、トリムスパだけではなくスリムファストも写っていました。。。

そして検視の結果、テレビコマーシャルのために減った体重が戻らないようにと必死で別の化学品も注射していた可能性があることがわかりました(でもうまくいきませんでしたが)。これらの会社は、罰金として25億円を払って連邦取引委員会と決着をつけました。

でも、これは今に始まったことではないのです。

実際の話、ダイエットピル業界の裏で働いている自分の利益ばかり考えているマーケターたちは、単に名前とラベルと変えて、同じ嘘をついて、あなたのお金を盗み、あなたのいらいらを悪用し、そのうち払わなくてはいけないとわかっている罰金のためにお金を貯めているのです。。。

そしてまた捕まって、ラベルを貼り直し。。の繰り返し。それに、あなたは「カモ」リストに載っているかもしれませんよ。どういうことかというと、通信販売やオンラインでこれらのダイエットピルを買ったことのある人は、同じピルに違う名前をつけた、似たような商品をたくさんオファーされるということです。「カモたち」は同じ「魔法のダイエットピルの売り口上」に何度でも引っかかると確信して、一つの会社で、同じピルの複数のバージョンをマーケティングし、会社同士でリストを交換しているからです。

彼らの嘘にお金を払うのはもうやめてください!

彼らにあなたを悪用させるのはもうやめてください。

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どうでしょうか?
(この下書きは、これから50時間かけて磨いていくそうです)

このコピーでは見込み客に、「あなたはだまされている」「やせないのはあなたのせいではなく、ダイエット業界がグルになってあなたを痩せさせないように仕向けているのだ!」と、言っています。

あなたのコピーは、このように見込み客を「敵」から救ってあげることができるでしょうか?

寺本隆裕

PS
コピーの技術を上達させたいなら、ダイエットの広告や、ビジネスチャンス系の広告、投資関連の広告は要チェック。なぜならこれらのマーケットは競争がほかと比べてもとても激しいので、その中で勝ち残ってきた広告は洗練されているからです。

PPS
はっきり言って、最新号の「スパイ・ダンケネディ・コピー」は永久保存版です。
上で紹介したようなテクニックが32個も紹介されている上に、コピーのサンプル自体もアイディア次第であらゆるジャンルの広告に使う事ができます。

特にあなたが、競争の激しいマーケットや、競合の多いマーケット。成熟期のマーケットにいるなら、、、
この武器を手に入れておきましょう。

スパイ・ダンケネディ・コピーのお試しはこちらから。

http://www.theresponse.jp/dankennedy/spycopy/

この号の解説WEBセミナー(スパイ・ダンケネディ・コピーのメンバー向け)を、5月13日(木)の夜に開催します。
もちろん、お試し中でも参加できます。

http://www.theresponse.jp/dankennedy/spycopy/


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  1. 中島シンジロウ さん: 2010年05月10日 13:38

    寺本さん、こんにちは。

    いつも有益な情報を発信していただきまして
    ありがとうございます。

    その通りだと思います。

    「お前のせいで上手くいかないんだ。」

    と言いたくなる気持ちも分かるのですが、
    いやしくもお客様からお金を頂戴し、
    商品サービスを提供する商売人として

    「お前のせいだ!」

    という台詞はNGですね。

    学校の先生に
    「成績が上がらないのはお前のせいだ。」
    と言われて

    「そうか、もっと頑張らねば。」
    と考える素直な子供は極わずかでしょう。

    多くの子供は
    「お前の教え方が悪いんだよ。」
    と思います。事実、その側面も実際にあります。

    お客さんは基本的に子供と同じくらいわがままな存在だと考える必要がある思います。

    できる限りお金は払いたくないでしょうから。

    お金を払ってもらうのだからある程度わがままでも仕方がないと思います。

    ただですね・・・。

    「あまりにもお客さんを肩を持つようなコピーを書いてしまうと

    依存的なお客さんが集まってしまうのでは?」

    という懸念があります。

    もちろん業界によるでしょうが、本気でお客さんのためを思うのであれば
    悩みなり問題なりをきちんと解決してもらわなければなりません。

    しかし他人に依存していて、本当に問題が解決することはありません。

    他人に依存していては本当の幸せはつかめないのです。

    自己啓発でよく言われることですし、事実だと思います。

    基本的に「自分のせいだ。」と考えることは
    自己成長のために必要な習慣だと思います。

    基本的に・・・

    やせれないのもの本人のせいです。
    経営が上手くいかないのも社長のせいです。
    彼女ができないのもその男のせいです。

    しかし、一方でそのことを
    他人に面と向かって言われると腹が立つのも事実です。

    だからといって
    「あなたのせいではない。あれが悪い。これが悪い。」
    と責任転嫁の方法を教えることが真にお客さんのためになるのかなぁ
    という思いがあります。

    お医者さんが患者を薬漬けにするようなものだと思うのです。

    お客さんのことを考えると、過度に肩を持つコピーはいかがなものかと感じるのです。

    確かに効果は上がると思います。
    ですので、一過性の商品には使うことはいいと思います。

    しかし、長期的な付き合いを考えるのであれば
    このコピーはあまり使うべきではないと思うのですがいかがでしょうか?

    私なりの解決策としては
    コピーでは「あなたのせいです。」とは絶対に言わない。

    これは本当に鉄束だと思います。

    ただ、商品やサービスの中でそのことを伝えていく。(暗にね^^)

    これが良いんじゃないかと思います。

    長々とすみませんでした。半ば自分の考えを整理するために書いたのでお返事はどちらでも結構です。

    それでは、また有益な情報を期待しています。
    いつもありがとうございます。

  2. TakayukiSaito さん: 2010年05月10日 12:11

    営業トークにおいても、仮想の敵をつくり
    私はあなた(お客さん)側の人間ですよ!
    とアピールすることにより、この営業マンは
    こちら側の人なんだ・・・という思考を
    お客さんに抱かせる。

    悪口になるような強烈な潰しは逆効果だが、
    あなたの味方です!というスタンスは
    お客さんの心を動かすのには必須のスキル。

    コピーも全くこれと一緒。

    もっとも、この共感を得る手法は上手く
    使わないと調子が良い人物と捉えられて
    しまうので、共感の後、私はあなたの少し前を
    行く成功者ですよ・・・といった誘導が必要になる。

    人は価値観が近い人から買いたいと思って
    いるので、お客さんを責めない!ということを
    常に肝に銘じておかなければならないと改めて思う。

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