ダヴィンチのセールスレター

コピーライター:山田光彦

From:山田光彦

「モナリザ」や「最後の晩餐」で
有名なレオナルド・ダ・ヴィンチ。

ダ・ヴィンチは
絵画や彫刻だけじゃなく、
科学技術などにも
詳しかったことで有名ですよね。

飛行機の元になるような図案を書いていたり、、、
人体についていろいろ記録が残っていたり、、、

僕もそんなに詳しいわけではないので、
この程度しか知りませんでした。

そのダヴィンチがミラノの王様へ
「自分を雇ってもらうための手紙」を
書いていたようなのです。

自分を雇ってもらうための手紙ということは、
自分自身を売り込むためのセールスレター、
と言ってもいいですよね。

なぜ、ダ・ヴィンチがこんな手紙を
書かないといけなくなったのか、というと、、、

なんでも、ダヴィンチは
絵を描いてくれと依頼されても、、、

  • たくさんのアイディアを絵に詰め込みすぎて
    〆切までに完成させることができない…
  • 当時にしては、かなり過激な絵を描いて
    お客さんに受け取ってもらえない…

といったことや、、、

  • 解剖学の研究(実際に人の体を使って、、、)を
    していたことで街を追放されてしまう、

なんてこともあったようなのです。

なので、おそらくダヴィンチは
お金がなくなってしまったり、住むところに困った末に
王様へ手紙を書くことにしたのでしょう。

そして、そのダ・ヴィンチはこの手紙に
どんなことが書かれていたかというと、、、

1.とても軽くて、頑丈な橋を作ることができます。
これを使えば、敵を追撃することもできますし、
時には退却することもできます。



7.とても丈夫で壊れない戦車を作ることができます。
それに砲撃するための兵士を乗せて敵軍に突入してください。
そうすれば、敵がどれほど大軍であっても
壊滅させることができるでしょう。



などなど、、、

自分がどれだけ軍事的に役に立つのか?

ということを10項目に渡って、
アピールした手紙を書いたのです。

そして、見事、王様に
雇ってもらうことに成功しました。

おそらく、ダヴィンチは
軍事的なことよりも絵画等の芸術の仕事を
メインにしたかったのではないかな、と思います。
(想像ですが、、、)

でも、王様に雇ってもらうために
軍事的な面をアピールした手紙を書きました。

理由は、
王様が欲しいと思っているのは、
芸術家ではなく、軍事力だったから。

だからこそ、
雇ってもらうことに成功したのでしょう。
ダヴィンチがこんなセールスレターを
書いていたのを知って、ちょっとだけ親近感を感じたのですが、、、

歴史的な大天才に親近感を持つのは、
ちょっと厚かましいかもしれないですね。

 

ー山田光彦

 

PS.
ちなみにダ・ヴィンチは
この手紙の10項目目に

「彫刻や絵画も得意ですよ」

と、書いています。

最後に自分のやりたいことも
少しアピールしたかったんじゃないかなー。

と、思うのですが、
コピーライターとしては、ここの部分はいらないですよね(笑)

ダ・ヴィンチのレターの特徴…

「それは彼を雇うとどんないい事があるか?」

つまり、彼はベネフィットを売っていたのです。

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Facebookにコメント

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  2. のだゆみ さん: 2013年09月01日 01:17

    こんばんは野田です。
    山田さんはこの写真より普通に正面から写っているものの方が印象いいと思います。
    山田さんの実物を知っているからかもしれませんが、、、
    ダヴィンチの手紙とても興味深いですね。
    私も派遣で仕事を頂いている身なので、面接の際に雇用企業の事を調べて
    どう自分を売り込んでいくかを考えたりとかはよくします。
    そういう点で、このメルマガはとても興味深い内容でした。
    是非、今度このダヴィンチの手紙の内容を調べてみたいと思います。

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