ヘッドラインはホントに重要なの?

FROM テッド・ニコラス

セールスレター、広告、パンフレットのヘッドラインはそれほど重要なのでしょうか?

もちろん重要です!ヘッドラインをたった一語変えるだけで、顧客から引き出されるレスポンスを劇的に変化させることができるのです。

適切なヘッドラインは、反応を200から300%も増やすことができます。一方、不適切なヘッドラインは反応を75%か、それ以上も削減することがあります。

私の経験上、全く新しいヘッドラインを作ることで売上を5倍も増やすことができます。

これはテストしてみる価値がありますか?どう思われますか?私が言えることは、ヘッドラインのテストをせずに広告を開始することは絶対にないということです。

たった数文字でも数億円を売上げるのです!

皆さんの関心を十分に引くために、強いヘッドラインを作る正当な理由を、私が誇張しているのだろうと皆さんは思うかもしれません。しかし、事実をよく認識してください。

私は今から、たったの数語がどんな威力で人々を億万長者に伸しあげたかについて説明しようと思います。

【いくつかの事例】

ベストセラー作家のロバート・アレンが数億円の富を築いた魔法の言葉とは:

「頭金不要の不動産」

起業家ジェフ・ポールが数億円を稼いだ魔法の言葉とは:

「自宅にいながら、パジャマ姿で富を築く方法」

インターネット・マーケティングのエキスパートであるヤニク・シルバーがある商品に使用し、大金を稼いだ魔法の言葉とは:

「インスタント・セールスレター・テンプレート集」

アゴラ・パブリッシングのビル・バナーが3億5千万円の会社を築いた魔法の言葉とは:

「世界で最も退職するのに適した場所」

私が設立した会社の一つである「ザ・カンパニー・コーポレーション」(TCC)は、世界で最大手の法人化サービス会社となりました。数億円の利益に貢献した非常に成功したヘッドラインとは:

「電話で7分以内に会社を設立する」

強いヘッドラインが与えるチャンスを見逃さないでください。

私の見解では、ほとんどのコピーライターがヘッドラインに決して十分な努力を払っていません。

しかし、私はいかなるメディアにおいても、ヘッドラインは決定的に重要だと考えます。オンラインでもオフラインでも、Eメールでもポストカードでも、セールスレターでも、あらゆる媒体においてヘッドラインは重要なのです。私はヘッドラインに満足しない限り、広告を決して出しません。

最後の一つのヘッドラインを決定するまでに、私は200個から250個ものヘッドラインを考えます。私が広告の一行目を書き出す前に一番初めにすることは、ヘッドラインを作ることなのです。

つい最近、「広告を見直す」という課題のあるクライアントのために、私が広告を書き直しましたが、書き直された広告はとても良いものに仕上がりました。

私が広告を新しく書き直した裏側を皆さんに特別にお見せしますが、これはコピーラインティングの技術を向上させるのにとても役立つでしょう。

何故、そしてどのようにアプローチしたのか、そっくりそのままここに公開します。さらに、クライアントのヘッドラインに対してコメントします。

以下がクライアントから寄せられた、私が書き直す前のヘッドラインです。

「150カ国以上で通話可能な
モベルのGSM方式世界携帯でお金を節約しよう」

私の見解では、これはまあまあ良く出来たヘッドラインですが、いくつかの点において満足できません。

例えば、「モベルのGSM方式世界携帯」はもちろん商品名のことですが、商品名はたいてい、製造者側のための「自分本位」なメッセージです。

数々のテストをした経験上、商品名よりもメリットや利点の方が、たいていは必ずより大きなレスポンスを引き出すということが明らかです。ですから私は、商品名の中にメリットが含まれていない限り、商品名をヘッドラインに使いません。

「150カ国以上」というのは、あまりに曖昧な数字です。それよりも、具体的な数字、例えば153などの方が、より信頼性と信憑性が高いと言えるでしょう。

以下が私の書いたヘッドラインです。

「法外に高い国際電話料金に食い物にされ、
うんざりしていませんか?」

できるだけ感情に強く訴えるコピーを書くことは、とても重要です。特にヘッドラインにおいては絶対です。

感情に訴える言葉や表現の理想的な使い方の例を見てみましょう。

「うんざりする」
「食い物にされる」
「法外に高い料金」

旅行中に私たちが感じる人間の感情が、先ほどの数文字の中に、いくつ表現されているか注意して見てください。

感情の強烈さを加えることで、コピーの売上力が改善されます。

次のことを覚えておいてください。私たちは論理的な理由ではなく、感情的な理由に動かされてあらゆる物を買っています。

– テッド・ニコラス


Facebookにコメント

  1. わんぱんち さん: 2011年03月03日 10:27

    如何にセールスレターを読ませるか?

    そのためには、ヘッドラインというのは
    本当に大切なのですね

    一番最初に目がいくところだから、
    なおさら重要

    そして人は論理的な理由ではなく、
    感情的な理由でモノやサービスを
    買う

    納得です

    人は感情の生き物だとよく分かります

    ありがとうごうざいます

  2. ピクル さん: 2010年05月11日 23:26

    商品名、ついつい入れたくなっちゃうんですよねぇ
    それ以外にもあるでしょうけど、自己満足のヘッドラインにならないように気をつけなきゃ
    常に顧客目線ですね
    ありがとうございます

  3. 啓太 さん: 2010年04月20日 03:57

    素朴な疑問なのですが、ヘッドラインや本文などのテストのやり方を教えてください。

  4. 大谷 晶志 さん: 2010年04月10日 03:43

    不思議ですけど、

    確かに、感情に響く文章とそうでない文章というのが、ありますよね。

    メルマガなんかでも、流し読みしてしまう物と

    真剣に読んでしまう者とはっきり分かる時がありますものね。

    たとえ短いヘッドラインでも、これからは、 

    気をつけて書きたいと思います。

  5. 啓太 さん: 2010年04月10日 01:16

    ヘッドラインはどのような広告であれ重要であり、テストしないことは絶対にない。私たちは論理的な理由ではなく、感情的な理由に動かされて物を買っている。ヘッドラインの重要性に改めてきずかされました。

  6. Takayuki さん: 2010年04月09日 12:17

    『私たちは論理的な理由ではなく、感情的な理由に
    動かされてあらゆる物を買っています。』

    まさにその通りだと思う。

    様々な条件をつけていても、結局は理屈で購入する
    のではなく、購入した後に理由づけをするのが人間である。

    例えば好きな色、好きな香り、好きな食べ物など、
    後づけの理由はいくらでもあるが、基本的に感じたまま
    というのが答えで、人を見たときの第一印象と同じく
    感性(感情)の部分が行動を決める。

    ヘッドラインはまさに“つかみ!”なので、
    売り上げ増に大きな影響があるというのは
    至極当然だと思う。

  7. 天羽 さん: 2010年04月09日 09:25

    簡潔明瞭

    なんですね。やはり…

    読むと目から心にスッと入る。アレコレ考えるヒマなく自然に…
    感情が騒ぎ出しますね。こうなると占めたものですね。

    言葉は魔法ですね。魔法にかかると人はどうなるか?

    コピーライター⇒魔法言葉の達人ですね。

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