すぐにいいコピーが書けるようになる方法(テンプレート付き)

「スグにそれなりのコピーが書けるようになる方法って、ある?」

先日、ある知り合いに聞かれました。

FROM:寺本隆裕

彼は僕よりもいくつか年上で、部門のマネージャーをしています。彼には何人かの部下もいて、コピーライターも使っています。でも、ちょっとした文章を書くのにもコピーライターを使わなければいけない今の状況はまずいと思い、自分や部下も、ある程度のコピーが書けるようになりたいというのです。

「本当はじっくり勉強しないといけないのはわかってる。そんなに単純なものでもないというのは知ってるし、実際、難しいと思う。それをわかった上でちょっと教えてほしいんだけど、一番効率のいい方法って、あるかな?」

我々は日々、仕事の中で、文章を書かなければいけない場面によく遭遇します。特にインターネットを使って商品を販売しているなら、「セールスレター」といったようなガッツリしたコピーだけではなく:

  • メールの問い合わせへの返信
  • メルマガやお知らせメールの配信
  • ホームページのちょっとしたコピーの修正
  • キャンペーンの文章
  • 商品に同封する「商品説明」の手紙

などなど、ちょっとした文章を書く機会がよくあります。

そういったコピーを、一晩でみちがえるほど上手く書くにはどうすればいいのか?スグにそれなりのコピーを書けるようにするには、何をするのが一番効率がいいのか?

あなたは、どんな方法があると思いますか?
僕がその時答えたのは、この方法です。

スグにそれなりのコピーが書けるようになる方法

僕はこう答えました。

「そうですね。それは、自分たちが伝えたい事だけではなく、常に相手の事、相手のメリットになる事があるはずなので、それを合わせて伝えるようにすることです。

基本的な事なのですが、これを押さえておけばだいぶいいコピーになると思いますよ。」

少し解説しましょう。

ほとんどのコピーは、自分のことを伝えようとしています。相手が読んで喜ぶような事ではなく、自分たちが言いたい事を書いているのです。

例えば、

「今月のWEBセミナーは、いつも19時スタートのところ、1時間遅い20時スタートになります。ご注意ください。」

普通の連絡事項のメールですね。

事務的で、何か押し付けがましくて一方的な感じがしますよね。中には「何でいつも通りやらないんだ、めんどくさい」と感じる人もいるかもしれません。でもこれならどうでしょうか?

「いつもWEBセミナーに参加頂きありがとうございます。先月参加できなかったお客様から、19時からのセミナーは時間が早すぎて参加できない。という声を多数頂きました。また、参加頂けたお客様からも、「もう少し遅らせてほしい」「最初の方をどうしても聞き逃してしまう」という声を頂いたので、できるだけ多くの方にライブで参加頂けるよう、今月はいつもよりスタートを1時間遅らせて、20時からスタートさせていただきます。今後も多くの方にできるだけ参加頂けるよう、時間の調整は続けて参りますので、何かご意見やご要望がございましたら、ご連絡頂けると幸いです。」

これだと、同じ「19時スタートが20時スタートになる」ということを伝えていても、受け取り手の印象は違うんじゃないでしょうか?

特徴とベネフィット パート2

先日のメルマガで、「政治とコピー」の話をしました。特徴をベネフィットに変換する事の重要性を紹介したのですが、覚えていますよね?今日の話はそれとよく似ています。

大阪のある参院選候補者のポスターのキャッチコピーに、

「私、戦います。」

と書いてありました。

僕はこの候補者のことをよく知りませんが、これこそまさに、「自分が言いたい事だけ言ってるコピー」です。(寺本の反応「へー、あなた戦うんですね。・・・で?」)まぁ、選挙の話は置いといて、、、

いいコピーを書くためには、それを相手のベネフィットにどうやって変換するか、というのを考える必要があります。でも難しい話ではありません。

というのも、どんな作業も連絡事項も、基本的には相手(お客さん)のためを思って発生しているものだからです。

例えば「商品パッケージの簡素化」。直接的には原価を下げて利益を上げるという目的だったとしても、最終的にそれはお客さんのためでもあります。そもそも会社として利益が出なければその商品の提供を継続する事ができないし、そこまで行かなくても、原価が下がって浮いた分のコストで、より商品の改善に力を入れたりアフターサポートの質を高めたりと言う事につなげる事もできるわけですよね。

どこまで相手(お客さん)にそれを伝えるか、というのはあるにせよ、ただ単に「今月からパッケージが簡素化します。申し訳ございません。」と言うよりはもっとマシな言い方ができるでしょう。

「理由」「目的」を考える事

特徴をベネフィットに変換するステップとして、

1.特徴を洗い出す

2.その特徴が「なぜ存在するのか」の理由を洗い出す

3.ベネフィットを洗い出す

というのがあります。

例えばお客様アンケートに答えてほしいのなら、なぜそのアンケートを取りたいのかの理由を洗い出すわけです。なぜアンケートを取るのか?それは、もっと商品の質を高めたり、お客さんの事をもっと知ってもっと喜んでもらったり、、、。あるいはもっと具体的に、来月開催するセミナーの内容を「よりお客さんに満足してもらえる内容で作るため」かもしれません。

なぜそれをやるのか?「理由」や「目的」がわかれば、ベネフィットを洗い出すのは難しい事ではありません。

ぜひ何か文章を書いて相手に伝える場合。特にその文章を読んだ人に、何らかのアクションをしてもらいたい時には、このステップを試してみてください。

テンプレート

(伝えるべき事)。これによってあなたは(ベネフィット)。

(伝えるべき事)。なぜなら(理由)。これによってあなたは(ベネフィット)。

例)
*月*日開催予定のセミナーの会場が、ご案内していましたAビルではなく、隣のBビルに変更になりました。急な変更で申し訳ございません。

*月*日開催予定のセミナーの会場が、ご案内していましたAビルではなく、隣のBビルに変更になりました。予想以上に多くの方から参加のお申し込みを頂いたため、Aビルの会場では席をゆったりとお使い頂けない方が出てしまう可能性が出てきてしまったからです。嬉しいことではありますが、8時間という長いセミナーでございますので、できるだけリラックスしてご参加頂き、ビジネスのアイディアをたくさんお持ち帰り頂けるよう、Aビルの倍の広さのBビルに、会場を変更することに致しました。急な変更で申し訳ございません。

PS
今日まで、5万円割引で参加できます。

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Facebookにコメント

  1. 松山 さん: 2010年07月05日 15:40

    そうですね、言葉の端々に違和感のない、
    スムーズな流れの文章を書きたいです。
    例えば、
    お客様にご理解ご納得ご満足の頂けるものを提供できるよう
    日々研究してまいります。

  2. 斉藤貴之 さん: 2010年07月05日 11:21

    『営業マンは口が上手いから・・・』

    BtoCの営業をやっていると、
    お客さんからよく言われる言葉です。

    ただし、お客さんの目も節穴ではありません。

    最終的には、単純に口が上手いだけなのか
    それとも本気で自分の為に言ってくれて
    いるのかはしっかりと見破ります。

    コピーライティングも営業マンの
    セールストークと同様で、ベネフィットを
    与えるには営業モードとしてではなく
    本心からお客さんの為に・・・という想いが
    なければ伝わりません。

    また、なぜそうなったのかの理由は
    決して端折らず、キチンと説明しなくては
    いけないと思います。

    “言わなければ伝わらない!”

    ですからね。

  3. 常に相手目線

    というマインドセットがあるだけで
    同じ内容でもこれほど印象が変わるのですね。

    コピーの力を改めて感じました。
    これなら、これまでよりも
    本当にすぐにいいコピーが書けそうです。

    寺本様、素晴らしい記事をありがとうございました。

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