ユーモアテスト

ジョン・カールトン

From:ジョン・カールトン

先日私がお送りした
メールに関する小話です。

 
もしあなたが私のブログ、
ニュースレターもしくは
その他の文章を読んだことがあるなら、
私が誰にでも好かれるような人間でない
ことはご存知だと思います。

私はそうゆうふりをすることは
ありません。
そうなりたいとも思いません。

 
私は時どき、
多くの人々を怒らせる傾向があります。
大体の場合悪意はありません。

しかしながら、
たまに意図的にそうする時があります。

リストにいるお客さんを
選別するためです。

 
簡単な例で説明させて下さい。

以下の文面は
私が昔に送信した手短なメールです。

続きがかなり面白いので
既に読んだことがある方も
もう一度読んでみて下さい。

これがメールの文章になります。

 
==================

こんにちは。

最近半ばやけくそになった友人から
こんな面白いメールを受け取りました。

「ジョン、
 僕のメールは君に届いてないと思う。
 受け取っていないときも
 どうか返信して欲しい。」

ええと…。分かった。




でも、私はこのメールの送り主と
同じ境遇にいる気分なのです。

というのも、
私は珍しくとてもユニークな
(そしておそらく
 二度と依頼されないであろう)
ホットシートワークショップに関する
詳細のメールを万単位で送信しました。

しかし、それにもかかわらず、
今日、仲間からその話題に関する
メールを一通も見たことがない
という内容のメールをいくつか
受け取ったのです。

ワークショップは
一ヶ月以上前に開催され、
そして終了間近です

(各参加者に対して
個別の応対を丁寧に行いたいため、
少数の人しか受け入れる事が
できません)

はっきり言って
私のメールを大量に吸収する
スパムフィルターの驚くべき能力に
今、腹が立っています。

そういうわけであなたにメールが
きちんと届くかどうか、
試しているところです。

届いていれば、
こちらにアクセスして、
この素晴らしいイベントが
参加するにふさわしいものかどうか
確認して頂けたらと思います。

少し技術的な話になりますが、
いつもメールは
「プレーンテキスト」
で送信しています。

でも、
メールが本当に届いているのか、
確認するために、このメールは
HTML形式で送信しました。
トラッキングが容易なためです。

このメールを受信していない方は
メールを下さい。いいですか?

ありがとう。

ジョンより

==================

 
さて、以上が昔に送った
メールの内容です。

「ごめんねジョン、
このメールは受け取ってないよ。」

私はというメッセージと共に
たくさんの笑顔やニヤリ顔の
顔文字を受け取りました。

 
彼らは軽い冗談を楽しんでいました。

そして私はたくさんの
良いアドバイスを貰いました。

この状況を打ち破る提案に
時間を割いてくれる人に
感謝しています。

事態は日々変化しており、
最先端の情報を共有していることは
良いことです。

 
しかし、
私は本当に意外な返事を
いくつか貰いました。
最悪なものです。

そのメールには
次のように書かれていました。
(全て大文字で書かれていたので、
彼は叫んでいるんだと思います。)

 
「このメッセージを
 君から受信しなかったことを
 どうやって気づけというの?

 君は私にこのメッセージを
 受信してなければ返事をくれ
 と言ってるんだぞ。

 ジョン、君はあまり頭が良くないね。

 お願いだから
 君のメールリストから
 僕の名前を削除してくれ。」

 
大きなため息が出ました。

 
私の親しい友人や同僚は
皆よく笑う人たちです。

失礼なユーモアから品のないユーモア、
上品なユーモア、繊細なユーモアまで
あらゆる種類のユーモアを
楽しんでいます。

 
笑うのが大好きです。

ある種の悲運に直面していたとしても
気の利いたことを言っています。

 
そして、時々私は次のような
古典的なセールスマンシップの
重要な教訓を無視することがあります。

ほとんどの人はユーモアのセンスを
かけらも持っていない。
何に関しても。

 
やり手の人や人気がある人は
たいていこの教訓を理解することは
難しいでしょう。

なぜなら、有能なセールスマンは
ユーモアのセンスがあるのを
前提にすると、セールストークを
台無しにしてしまう可能性が
あることを知っています。

 
私がニュースレターを
最初に発行し始めたとき、

「トーンダウンしろ」という
警告のメールが
たくさん寄せられました。

「トップビジネスマン」
だと名乗る人達が
自分のターゲットマーケットを
少しでも疎外するようなことは
ばかげていると言ってきました。

 
でも、
自分のことを理解してくれている
人々から無知な人々を切り離すことは、
コピーライティングの世界で
最も高度な教訓を学ぶための鍵です。

これは基本原則よりも重要です。
それは、

 
全員を喜ばせようとすることで、
コピーはしなびて古臭くなり、
面白みのない退屈なコピーに
なるでしょう。

誰の機嫌も損ねないけど・・・
それと同時に
あまり商品も売れないでしょう。

 
読むことは受動的な行動です。
セールスライターとしての
あなたの仕事は、

読者を目覚めさせ、
お尻に火をつけ・・・財布を開けて
あなたに金を払ってしまうほど怒らせて
提案しているものを手に入れる決意を
固めさせることです。

 
それは人間の交流の中で
成し遂げるには最も困難なことです。

現金を手放す変わり者を
捕まえることですから。

素晴らしいコピーは
危険で退屈しません。

 
私が怒らせるかもしれない
人たちはみな、
マーケットのごく一部です。

彼らは私のリストに入っておらず、
私から何も得ることは無いでしょう。
彼らと商売をしたくはありません。

 
このメールを送ってきた人は
例外的な人物ではありません。

彼はただ私がメールで表現した
批判的なユーモアを
理解しなかっただけです。

 
大したことではありませんでした。

ただ少し面白いアイデアが
一日中頭のなかを飛び回っていたので
その楽しいことをリストの人たちと
共有しようと決めただけでした。

 
メール送ってきた人には
気分を害してしまって
すまなく思ってます。

ジョークを理解しなかったことを
残念に思います。

 
そしてそう、
メーリングリストから除外しました。

険しい顔を笑顔にしようとする
私の努力に悩まされることは
二度と無いことを知って
安らかに眠って下さい。

 
不機嫌な嫌なやつを楽しませるために
私の文章を妥協する気は
全くありません。

ユーモアを理解する、少し小規模な
メーリングリストで十分です。
皮肉だって理解してくれるでしょう。

 
ビジネスと人生は必ずしも
ドライで真面目である必要はなく、
またそうあるべきではありません。

あらゆる物事から
面白いことを絶え間なくなくす人は
大勢います。

それを許してはいけません。

 
それでは

 
ジョン・カールトン

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